移住初期は驚きの連続です。
今日は住民登録後わずか5日で送られてきた「子宮頸がん検診」についてです。結論、たまたまスクリーニングの時期と重なったから送られてきましたが、はじめてのことゆえ何が何だかわからずテンパリました(笑)
これから移住し、はじめて子宮頸がん検診を受ける人に向け、また日本とオランダの子宮頸がん検診の違いを知りたい人に向け、調べたことや気づいたことをまとめておきます。
オランダの子宮頸がん検診(スクリーニング)の時期
住民登録後5日というスピードで案内が送られてきたため、はじめはオランダの新規移住者全員に送られて来るものだと思っていました。
しかし冊子を良く読むとオランダでは以下の基準で子宮頸がん検診の通知が届くことがわかりました
【オランダで子宮頸がん検診の通知が届く時期】
・30歳〜60歳までの間、5年ごとに
・40歳、50歳の検査でHPV感染が陰性だった場合は10年間検診の通知は届かない(10年以内に子宮頸がんを発症する可能性が低いため)
40歳、50歳でHPVが陰性の場合に5年後に健診をしない理由もしっかり説明されています↓
HPVに感染しても通常はウィルスを体外に除去するが、除去できない場合に10-15年かけて子宮頸がんを発症するそうです。(説明パンフレットgoogleレンズにて翻訳)
今回私は上記の、30歳〜60歳までの間、5年ごとのタイミングに合致したため検診案内が送られて来たのでした。
日本は子宮頸がん発生率が高い国、というのをあらためて認識
ここで疑問に思ったのが、日本の方がオランダに比べて検診開始時期が早い?のです。
日本の場合は自治体により多少異なりますが、大抵以下の基準で受診券が送られて来ます。
・20歳以上の偶数年(2年に一度送られてくる)
日本はオランダと異なり健診スタートが10年も早く、しかも隔年で送られてきます。
更に「〜○歳まで」の年齢上限が明記されていません。
60歳以降も2年に一度、子宮頸がん検診の受診券が送られて来ます。日本では今のところ年齢上限はないようです。
この理由はおそらく日本の子宮頸がん発生率が世界の中でも高いことに起因します。
以下のグラフは衝撃的です。比較的最近の2021年の発表によると、日本の子宮頸がん発生率が
・G7の中ではワースト1位
・G20でもワースト5位
です。
*JOICFPの記事を参考にさせていただきました
記事にも書かれている通り、HPVワクチン接種の低さがこの高い子宮頸がん発生率の背景にあるようです。
ちなみに日本のHPVワクチン接種率は2021年の情報で14%に留まっています。
*ミンハピ「HPVワクチンは他の国ではどれぐらい打たれているの?〜世界と日本で大きく違う状況〜」より
日本との違い – セルフサンプリング(自己検診キット)がある
ここからは日本とオランダの子宮頸がん検診のサンプリング方法の違いについて書いていきます。
実は私こう見えて(どう見えて?)、日本では検診を欠かしたことがありません。健康診断に子宮頸がん検診に乳がん検診。健康保険から送られてきた検診は迷わず全て受けてきました。特に自治体が無料で行ってくれる子宮頸がんや乳がん検診は「ありがたや〜」と、案内が届いた瞬間に医療機関に電話して予約をする程でした(笑)
そのため、今回オランダでもせっかく受けさせてくれるなら、検査しない理由なし!ということで受けることに。
日本にはまだない「セルフサンプリング」の方法で受けさせてもらいました。
このあたりは、やはりオランダは進んでいるなと思いました。日本だと検診する医療機関を予約しなければなりません。場合によっては仕事も遅刻や早退をしなければなりません。
自宅で自分で細胞採取できるなら、そりゃ検診率もUPします。
案内に記載されていたURLから申し込むこと約1週間で、セルフサンプリングのセットが郵送で届きました!ポストに入っていました!
セットの内容はStepごとにわかりやいパッケージで作られており、オランダ語がわからなくても直感で理解できるようになっていました。
検査を受けるにあたり一応全てのドキュメントをgoogleレンズを通し理解してから子宮内の細胞を採取、その後Step3のグレーの袋に入れてポストに投函しました!
結果は3週間以内に郵送で届きます。陰性のことを祈りつつ。
後日届いた際の内容を追記する予定です。(忘れなければ…)
セルフサンプリングを体験してみて!の感想は
でした。
はじめて採取する際は全ての説明を読んで理解する必要がありますが、一旦フローがわかってしまえば何てことはない。5分もあれば完了です!
一番苦労したのはオランダ語をgoogleレンズを通して翻訳することでした(笑)
まとめ:HPVワクチンを接種していない世代は積極的に子宮頸がん検診を受けた方が良さそう
・オランダの子宮頸がん検診は30-60歳の間に5年ごと
・日本の子宮頸がん検診は20-上限なし、の間に2年ごと
ということがわかりました。
オランダも日本も検診は任意です。
そのため全員がうけるわけではありません。仕事や日々の忙しさについ忘れてしまうこともあるでしょう。
しかし私たち日本人は特にHPVワクチンを推奨されていなかった年代は、子宮頸がんになる確率が本当に本当に高いです。それを自覚しオランダ移住後もせめて通知が届く5年毎に確実に受ける方が良いと、今回リサーチして思いました。
私は今回検診を受けたので次回は5年後に再度、検診の通知が届くことでしょう〜
結果は忘れた頃に送られてくる。3週間後にまたご報告したいと思います。
オランダの子宮頸がん検診について、参考になった!不安がなくなった!と思う人がいたら幸いですm_ _m
最後までお読みいただき、ありがとうございました^^
セルフサンプリングを送ってから約2週間後に「結果」が届きました!
後日談です。
セルフサンプリングを郵便ポストに投函して約2週間後、自宅の郵便受けに封筒に入った結果が届きました!
説明書にあった通り「3週間以内」に届いたことになります。
結果は、
無事、陰性でした!!!
いつも通りgoogleレンズに通して翻訳↓
HPVが検出されなかったので再検査の必要なし。
さらに今後10年間子宮頸がん検診の招待状は届かない、らしいです。
もちろん、異常なおりものや出血などがあった場合は医師に相談する必要がありますが。
一旦は一安心です。
それにしても、自身で検査し送付する方法はとても簡単だったので10年後も必ず受けようと思いました。
-2023年春にオランダに移住(個人事業主ビザは最速約2ヶ月で取得)
-2024年秋、オランダの移住者に1対1で話がきけるサービスをリリース
- 実際に住んでいる移住者から話が聞ける
- 知りたい情報を持っている人を選んでトークができる
- 移住コンサルではないので、売り込みがなく安心
自信をもっておすすめできる相談メンバーが揃っています。
ご興味ある方はこちらからどうぞ!