オランダ

郵便局からオランダに引越し小包を送る(日本側、準備編)- 2022年6月20日から通関電子データが必須になりました!

オランダへ引っ越し 郵便局から荷物を送る

海外引越しが可能な業者は、大手のクロネコヤマトや日通など無数にあります。これらの業者は面倒な梱包〜現地お届けまでを全て一括で、しかも日本語で行ってもらえるのでとても便利です。

今回私たちは、自力で梱包し郵便局に持ち込む選択をしました家具は一切持って行かず段ボールも5個ほどの小引越しを安く済ませるためです。現地で不在通知が届けば自分で英語でやりとりする必要も出てきます。

この記事は2022年11月25日に執筆をしています。サービス内容や金額は変更になっている可能性があります。必ずご自身で調べてから行ってください。

こんにちは!今回は日本にいる間にできること「準備編」の引っ越しです。

我が家は日本で梱包まで済ませ、家が決まってからその住所に荷物を送る方法を取ります。日本に残っている家族に段ボールを預けておき、送りる際は郵便局まで運んでもらうことになります。家具などは持っていかず段ボール数個だからこその選択でもあります。

国際小包を送るには段ボールの中身を全て記載する必要があることから、荷づめと中身のリスト作成は出国前までに済ませます

オランダでも2022年6月20日より通関電子データの」事前送信が必須になりました。*アメリカ宛は既に2021年1月1日より必須になっています。

2022年6月から必須になった「通関電子データ」についても現時点での最新情報をお知らせします。

届くまでの日数や金額などもわかりやすく比較し。これからオランダに小包を送る方や私たちのように小さな(少量の段ボール)で引越しをする方へ参考になったら幸いです。

国際郵便物を送る場合は必須に! – 通関電子データとは?

郵便局で「オランダに小包を送る」旨を話すと冊子をいただきました。未だに紙ベースの印刷物…と思いましたが内容がまとまって分かりやすかったので、スクリーンショットを貼ってご紹介します。

ヨーロッパも今年2022年の6月から「通関電子データ」の送信が必須になったとのこと。

通関電子データは簡単に言うと、今まで中身の記載を手書きで行い郵便物に貼ってしいたものを、オンラインで行い、さらに送付前に中身の情報を「宛先国」に送信も行います。

通関電子データの流れ

  1. 内容をオンライン上で入力
  2. 事前に「宛国」へ送信
  3. 内容を印刷したものを郵便局でパウチ化、郵便物に貼って出します

通関電子データを作成しその内容をプリントして郵便物に貼って出すことになります。

通関電子データの対象国(2022年11月現在)

この記事を書いている2022年11月現在の通関電子データ対象国は以下の通りです。
これらの国は「手書きラベル」で物品を送ることが不可能になりました。

米国やヨーロッパのほとんどの地域が該当します。オランダも入っています。

郵便局 該当する名宛国・地域より引用

通関電子データの対象郵便物

通関電子データが必要な対象郵便物は以下です。

EMS30kgまでの書類や荷物を送る(航空便)
・国際郵便で最速で送ることができる。
国際小包30kgまでの荷物を送る(航空便・船便から選択
・配達日数と料金から選択でき、日数はかかるが船便で安く送れる。
小形包装物2kgまでの小型の書類などを送る(航空便・船便から選択
サイズ規定と重さ規定はあるがEMSや国際小包より全体的に安く送れる。
国際eパケット2kgまで、長さ+幅+厚さ=90cmまで(航空便)
・オンラインで発送ラベルを作成し送付
・書留つき

引越しを考えると30kgまでのものを送ることができる、上の2つEMSと国際小包を使用することになりそうです。

通関電子データの作成方法

通関電子データの作成は、
郵便局のサイト 国際郵便マイページ から行います。

会員登録後に、受取人の住所登録発送予定データの登録ができるので、先に(日本国内にいる間に)データだけ作成しておくことが可能です。段ボールに詰めながらデータの登録を済ませておきます。

会員登録ページ↓

国際郵便マイページサービス

メインページの「アドレス帳」や「発送予定データ」から入力保存ができます↓

郵便局のホームページで利用方法をわかりやすく解説しています。

通関電子データは「パソコン版」と「スマートフォン版」があります。どちらからも作成はできますが、自宅にプリンターが無い方は「スマートフォン版」で作成することをおすすめします。

パソコン版から作成するとるラベルをご自身で印刷する必要があります。
スマートフォン版で作成すると郵便局の「ゆうプリタッチ」で印刷することが可能です

オランダに荷物を送る場合の「発送方法」種類

郵便局からオランダへは以下の種類で荷物を送ることができます。
葉書や書簡などは省いています。ある程度の量の荷物を送ることを想定してリストにしました。

前述の一覧を再掲します↓

EMS30kgまでの書類や荷物を送る(航空便)
・国際郵便で最速で送ることができる。
国際小包30kgまでの荷物を送る(航空便・船便から選択
・配達日数と料金から選択でき、日数はかかるが船便で安く送れる。
小形包装物2kgまでの小型の書類などを送る(航空便・船便から選択
サイズ規定と重さ規定はあるがEMSや国際小包より全体的に安く送れる。
国際eパケット2kgまで、長さ+幅+厚さ=90cmまで(航空便)
・オンラインで発送ラベルを作成し送付
・書留つき

オランダまでの標準日数はこちら↓

EMS2日
国際小包航空便:6日
船便:2ヶ月前後
小形包装物航空便:6日
船便:2ヶ月前後
国際eパケット航空便:6日

2kgまでの重さ、かつ長さ+幅+厚さが90cm以内の荷物を送る場合は「小型包装物」の船便を利用するのが一番安くなります。2kgの送料は¥1,600です。
航空便でも¥2,760で送れます。

同じサイズ、同じ重さの2kgで「国際eパケット」を利用すると¥3,070です。書留付きで航空便利用なので、安心感はこちらの方があります。

小型包装物にもオプションで、書留や保険をつけることも可能です。

小型包装物の料金表はこちら
国際eパケットの料金表はこちら

引っ越しに向く 30kgまでの小包を送る場合

引っ越しでいわゆる段ボール箱をいくつか送る場合にはEMSか国際小包が候補に上がります。郵便局から国際郵便で送ることが可能な最大サイズをカバーしているのがこの2つのサービスです。

違いは、EMSが最速で届けることができる分料金が高めです。
例えば30kgの荷物をEMSで送ると¥65,500 / 一箱 かかります。
一つ送るなら良さそうですが、数十個の荷物をEMSで送るのは現実的にちょっと厳しそうです。

EMS
(国際スピード便)
30kgまでの書類や荷物を送る(航空便)
・国際郵便で最速で送ることができます。
国際小包30kgまでの荷物を送る(航空便・船便から選択
・配達日数と料金から選択でき、日数はかかるが船便で安く送れる。

<サイズについて>EMS、国際小包ともに
・サイズは最長辺が1.5m3辺の合計が3mまで

*国によっては最長辺が1.05mと3辺の合計が2mまでのところもあるので注意が必要です。
オランダは上記の最長辺が1.5m3辺の合計が3mまでです。

国際小包 詳細

数十個の荷物を国際郵便で送る場合、かつ費用をおさえたい方は「国際小包」一択になると思います。

国際小包は、「航空便」と「船便」から選択ができるので予算に合わせて選ぶことも可能です。急ぎの場合は航空便。支出を抑えたい場合は到着までの時間はかかりますが船便がおすすめです

画像)郵便局でいただいた資料がわかりやすい!引用しました

オランダまでの標準日数はこちら↓

国際小包航空便:6日
船便:2ヶ月前後

オランダへ(ヨーロッパ)の国際小包郵便の料金表はこちらです↓

例)20kgまでの荷物1つを航空便で送ると¥39,200 かかり、船便¥119,00 です。
例)30kgまでの荷物1つを航空便で送ると¥55,200 かかり、船便¥15,900 です。

到着までに2ヶ月前後かかる「船便」でもよければ、一番コストを抑えた送り方ができます。
20kgの重さのダンボールを5個送ると、¥59,500 で送ることができます。

国際小包郵便は、10箱以上になると割引があります。
引っ越しで荷物が多くなる場合に嬉しいサービスです。

・10個〜 10%OFF
・50個〜 20%OFF

詳細はこちらから↓
オランダを含むヨーロッパ圏への国際小包料金表はこちら
オランダを含むヨーロッパ圏へのEMS(国際スピード郵便)の金表はこちら

この記事は「送料」「郵送料」について記載をしています。
関税についてはまた別になります。一般的に税金が30万円を超えるものを送る場合は課税対象となり海外届け先に「課税通知書」が届きます。窓口で税金を支払った後に郵便物を渡されます。
このように税金についてはまた別途徴収されます。そこだけご注意ください。
*金額や条件は変わる可能性があるので実際はご自身で調べてから行ってください。

オランダに送るのが禁止されているもの

医薬品や弾薬、偽造品などは当たり前として、ちょっと意外だったものを紹介します。

・宝くじ
・腕時計
・香水
・花火、クラッカー
・スプレー缶
・牛乳、乳製品(原産国の獣医師が発行した証明書を添付する場合に限り許される)
・蜂蜜(名あて国の農務大臣(Ministre de l’agriculture)の許可がある場合に限り許される)

そのほかの引受停止品は、郵便局の公式ページに詳細が記載されています。

梱包のコツ

海外への荷物の発送は飛行機や船で行われ、移動距離が長いです。多少の雨に濡れたり、誤って落としてしまったりする可能性も考慮し、できるだけ頑丈に念入りに梱包して送ることをおすすめします。

基本的に以下を徹底します。

  • 強度のある段ボール – WF(ダブルフロート)と呼ばれる8mmの厚みがあるものが最適
  • 中でガタガタならないよう、隙間を無くして詰める
  • 雨に濡れても良いように透明袋に入れる – 中身を開けて検査される可能性もあるので透明の袋が良い
  • 壊れやすいものは服の合間などに入れる – ダンボールの側面に接しないように
  • 割れ物や液体を含むものは2重の袋で – 割れ漏れが周りの他物品に影響しないよう配慮
ダンボールワン 材質より引用
さるくん
さるくん
以前イギリスから日本にダンボールを送った際、角が壊れて届いた経験があります。強度のある段ボールは重要です。

国際サイズの基準を満たした段ボールは、ダンボールワンがおすすめです。

梱包に係るものは何でも揃う品揃え【ダンボールワン】

その他、個人使用のものはタグ等を外し購入時の袋のままにしない。こともポイントです。
少しやりすぎかもしれませんが、関税で段ボールを開封されることもあり新品ばかりが入っていると商用目的とみなされ高額請求される場合があるからです。個人で使用していることをわかりやすく伝えるために、見た目から気をつかうようにしています。

まとめ:郵便で引越し荷物を送るにはEMSか国際小包便

今回はオランダに引越し荷物を送る(準備編)で、日本で知っておくべきこと、準備しておくことをまとめました。

2kgより重いものをまとめて送る場合は
・EMS
・国際小包
の2択があります。

EMSは航空便で最速の2日で届く便利さがあります。ただし送料はそこそこかかります。
沢山の荷物を送る場合は、国際小包で航空便か船便の選択をすると良いでしょう。

国際小包の場合、航空便で6日、船便で2ヶ月ほどかかります。
ご自身の緊急度や予算に合わせて選択できるのが良いですね!

オランダにまとまった荷物を送る際に参考になったら嬉しいです^^
*条件や金額などは常に変化します。最新の情報は必ずご自身で調べてください。

そのほか移住に関して、オランダの家探し&学校探しついてはこちらもどうぞ。


移住後には実際にどのように荷物が届いたか? 後日談を書きたいと思います^^

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おばとりっぷ
専業Bubbleエンジニア▷元webデザイナー/ディレクター▷CSSをBubbleに実装するのが得意▷日本国内のトップBubbleエンジニアとしてwebアプリ開発に携わる▷Bubble講師▷フルスクラッチ開発のアプリで起業した経験あり▷スタートアップ・起業家のBubbleアプリ開発の支援を積極的に行う。