専門用語をなるべく使わずに解説。
さくっと3分ほどで読める内容です!
ノーコード Bubbleとは?
ノーコード(NoCode)ツール
プログラミングコードを記述せずにWebサービスやアプリを作ることができるツールのことをいいます。
Bubbleもノーコードツールの一つで、プログラミングコードを記述せずにWebアプリ開発ができるツールです。
ビジュアルプログラミング(Visual Programming)と呼ばれることもあります。
なぜか?
パワーポイントのようにパーツを「ドラッグ&ドロップ」で配置することができる
視覚的に(コードを書かずに)プログラムを組むことができるからです。
Bubbleのエディタでドラッグ&ドロップでパーツを配置する様子↓
【プログラミングをされる方へ】
BubbleはJavascriptやCSSの記述も可能です。Bubble標準機能でできる以上のことを設定する際に使用することがあります。
Bubbleで何が作れるか? 国内・国外のBubble事例を紹介
どんなものを作ることができるか? Bubble公式のトップページに記載されている文言がわかりやすいので引用させていただきます。
要約すると
Bubbleは、FacebookやAirbnbのようなサイトを構築するために必要なすべての機能を含み、デスクトップおよびモバイルのWebブラウザ向けのインタラクティブなマルチユーザーアプリケーションを作成できます。直感的で完全にカスタマイズ可能なプラットフォームで、ロジックを構築し、データベースを管理できます。
専門用語が出てきたのでわかりずらいですが
つまり、Webブラウザ(URLで表示される)FacebookやAirbnbのようなサービスを作ることが可能です。Webブラウザであれば、PCでもスマホでも表示されます。
こんなWebサービスを作れちゃうなんてワクワクしますね!
よく勘違いされるので注意が必要なのが、ネイティブアプリです。
iPhoneは「App Store」、Androidは「Playストア」からインストールしスマホ画面やタブレットにアイコンが表示されるものはアプリはアプリでも「ネイティブアプリ」と呼ばれ「Webアプリ」とは異なります。
WebアプリはURL(ブラウザ)で表示されるアプリで、BubbleはWebブラウザに特化したツールです。
*Bubbleでネイティブアプリを作ることも可能です。
ただしプラグイン(有料)やJasonelleを使いWebアプリをラップ(くるんで)ネイティブアプリに見せる設定をする必要があり、更にナビゲーションやページ遷移などのデザインもネイティブアプリ用に考慮が必要です。
・アプリUI/UXの知識
・プラグインを使わず無料で自力で設定する場合はXcodeとAndroidStudioから、細かな設定が必要
2022年9月現在、ネイティブアプリ化はBubble中〜上級者に限っておすすめしています。
数年後にはBubble標準でネイティブアプリ化が可能になるようです。初心者の方は期待して待ちましょう!
国内外のBubble事例・4例
Bubbleを使った開発の事例、国外2例、国外2例の紹介をします。
資金調達を行なった事例もありとても参考になります。
Quoins(コインズ):借金返済管理アプリ
消費者の借金をなくすことをミッションにした、借金返済アプリ。
借金の返済だけではなく貯蓄も促し、消費者の健全な金融習慣を構築するプラットフォーム。
2018年に75万ドル(8100万円)の資金調達を行なっています。
Qoinsのサービスはこちら
Marlow(マーロー):コーチングを受けたい人と先生とのマッチングサービス
1対1のマンツーマンコーチングサービス。
ビデオチャットやメッセージのやりとりを通してオンラインでコーチングを行う。
エンジェル投資家や他VCより資金調達を行なっています(調達額は不明)
Marlowのサービスはこちら
ABABA(アババ):他社の最終面接まで勝ち進んだ学生をスカウトできるサービス
就活生向けスカウトサービス。
最終面接まで進んだ学生に企業からスカウトが届く。
2022年2月に、ウィルグループHRTech2号ファンド、瀬戸内Startups1号ファンド、複数のエンジェル投資家から6000万円の資金調達を行っています。
ABABAのサービスはこちら
あいホーム:バーチャル内覧アプリ
バーチャル上で物件の内覧ができるアプリ。
宮城県でNo.1工務店を目指す、新しいテクノロジーを柔軟に取り入れていいる工務店。
コロナ禍において注目の企業になりました。
あいホーム、バーチャル内覧はこちら
その他のBubble事例はBubble公式サイトの App of the Day に紹介されているものをご覧ください。
どんなアプリか? なぜBubbleを使って構築したのか?などをインタビュー形式でまとまっています。
作りたいアプリのアイディアもここからヒントを得られるかもしれません!
Bubbleが注目されている・資金調達・マイクロソフトとの協業
そのサービスが今後伸びるかどうか?は投資家の動きを見ればわかります。
投資家がお金を入れるということは、将来それだけのリターンが得られ、サービスの伸びが期待されます。
Bubbleはこの1年でユーザー数が2倍になり、資金調達も行われ、更に米マイクロソフトのスタートアププログラムとも協業しました。日本ではあまり話題にならないこれらのニュース。Bubbleは今後のノーコード界を間違いなく牽引するサービスです。
2021年7月、シリーズAで1億ドル(100億円)の資金調達
この調達には、Insight Partnersをはじめとし著名なエンジェル投資家も参加しています。
2022年7月、Microsoft for Startupsとパートナーシップ提携
Microsoft for Startupsは、スタートアップビジネスの支援やサポートを行っています。
Bubbleとパートナーシップを提携することにより、Bubbleを使用してサービス開発を行うスタートアップに認知され、Bubbleを使うサービス開発が増えることになります。
この提携で、Microsoft for Startups のFounder’s HubでBubbleが利用できるようになりました。
Microsoft for Startupsと提携していいてる企業は他5社あります。その中の1つにBubbleが入ったのはすごいことです。
記事の一部をキャプチャしました↓
Bubbleで開発する際のメリット/デメリット・注意すること!
ノーコードならではのメリットやBubbleならではのデメリットがあります。
この辺りに注意し開発をおこなわないと、ノーコード=誰でもできる、簡単という間違った認識で開発案件が炎上するのを多数見てきました。
これから始める方も、Bubbleで案件を依頼する方も以下に注意して進めてください。
Bubble開発のメリット
✔コードを記載することなしに開発が可能
✔フルスクラッチの1/2〜1/3の時間で開発できる
✔フロント〜バックエンド〜データベース、全てが揃っていて環境構築が不要
✔たいていのものは作れる柔軟性(ゲーム開発には不向き)
Bubble開発のデメリット(注意すること)
✔エディタ〜質問フォーラムまで全てが英語
✔アプリ開発未経験者にはハードルが高い(データベース、ロジック、セキュリティの知識が必要)
✔デザインの自由度が高いゆえ、初期の学習コスト(時間)がかかる
✔SEOには弱いのでLPやHP制作には向かない(BubbleはWebアプリに特化させる)
プログラミングやアプリ開発未経験の方は、フルでプログラミング学習するよりは短い期間の学習で開発できるようになります。ただし初期の学習はある程度は必要です。
参考に、周りのBubblerさんたちは初期の学習で約100時間は費やしています。
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