オランダ

オランダ小学校 現地校に通い始めて2週間 – 子供同士のトラブルがありました どのように解決したかをメモに残します

オランダの小学校で子供同士のトラブルがありました

元気に初登校をしてから2週間目、夜寝る前に突然娘が泣き出し「明日は学校に行きたくない」と言い出しました。

話をきくとここ数日同一のクラスメイトから足を踏まれる、それ以外にもその子の席への通り道で娘の椅子の後ろをバンと強く押してくる、この2点があったようです。

さてどうしたものか。

今回はちょっと重めの内容ですが、移住し自分の子どもがこのような経験をする方もいるはず。表立っては言わないけど悩んでいる親御さんもいらっしゃるかもと思い、わが家はどのように対処したかをメモに残します。参考になることがあれば幸いです。

子供同士のトラブルはオランダに限らずどこの国の学校に通っていても起こりえることです。オランダ現地校に通っているため日本語が通じない大変さはありましたが、先生もすぐに対処してくれました。結果、先生や学校に対してとても安心できました。

トラブルを子どもからきいた夜

現地校に通い始めて2週目、そろそろクラスメイトの顔もわかり慣れて来たかなと思っていたある日の夜。歯磨きも終わり寝る間際に突然娘が泣き出しました。

夜で寂しくなったのかな?と思っていたらこの日は違いました。

理由をきくとクラスメイトの一人からここ数日毎日足を踏まれる

それ以外にもその子の通り道に娘の椅子があるらしく、狭い時に椅子の後ろをバンと強く押してくることもあるとのこと。

状況を更に詳しく訊ねると、足を踏んでくるのは他の教室へ移動する際に先生が前で先導し、先生が見ていない時に近寄って踏んでくるとのこと。

椅子に関しては毎回ではなく、通り道が狭い時に強く押してくる、ということがわかりました。

なるほど。

この2つは分けて考える必要があると思いました。一つ目の足を踏んでくるのは故意的で許されることではありません。2つ目の椅子に関しては席の配置の問題で解決可能と考えました。

子どもと一緒に対処を考える

娘が嫌がっていることは2点

  • わざと足を踏んでくる
  • 椅子を強く押してくる

嫌なことをされた際の娘の対応をきくと

Nee(ネー、オランダ語でNo)と小さい声で言ったけどちゃんとは言えていないことがわかりました。驚いてフリーズしてしまい拒否する言葉が出づらいようです。

そこで、娘には大きな声ではっきりと嫌がっている、やめてほしい意思表示をすることが大切だと伝えました。

学校にいない私たち親ができることは限られています。子どもの話をきいて先生に事後報告をすることくらいです。

その場ですぐに自分で対処できるようになるのが最も大事と思い、大きな声で「Nee」を言う練習をしました。

そう、そのくらい大きな声ではっきり言わないと伝わらないよ。どのくらいの声量で言うと伝わるかを練習しました。

また嫌なことをされた時にすぐに先生にも言う大事さも伝えました。言葉が通じないのでジスチャーでも日本語でも、なんでもいいのです。その子を指差して足踏む動きをすれば踏まれたのかな?嫌なことをされたのかな?と理解はしてくれるはずです。時間が経つと状況が曖昧になります。できる限りすぐに報告することで先生もその子への対応がしやすいはずです。

次に椅子に関しては、娘に席の配置替えや席替えをはどうか?と提案しました。通路が狭いならスペースをあけて配置をしてもらう、もしくは席替えをしてもらうのが効果的と思ったからです。

すると娘もその方法が良さそうと同意してくれたので、次の日に先生に話すことにしました。

先生に伝える

子どもが寝た後に頭の中を整理しChatGPTで英訳しながら先生へのレターを作成しました。

夜なべです。

口頭でも伝えられますが紙に書いた方が誤解無く説明できると思ったので手紙にしました。またオランダは担任が2人いるので手紙を書けばもう一人の担任にもそのまま渡しやすいと判断しました。

手紙の内容は

  • 状況を簡潔に記載(誰に何をされたか)
  • 家で娘と話し合った内容
  • 椅子に関しては可能であれば配置換えか席替えをお願いしたい旨

上記をまとめ、朝一で手紙を渡すと共に口頭でも伝えました。

すると先生もすぐに「問題に対処し、席についてもどうしたらいいか解決を考える」と言ってくれました。すぐに返事をもらったことで安心しあとの対応は先生に任せることにしました。

オランダは12歳まで(日本の小6まで)は親の送迎が必要です。毎日大変と思う反面、今回のようなことが起こっても先生に話しやすい環境があると感じました。毎日顔を合わせるので気になったことがあればすぐに話せます。

先生の対応

15時のお迎えの際に先生から報告がありました。

足を踏んでくる子はすぐに呼び出しそういうことをしてはダメと伝え、また椅子に関しては問題の子の席替えをしてくれました。

足を踏んで来る子の指導の際、先生に注意されその子はブスっとふてくされた顔だったそうです。なかなか強い子だなと思いましたが(涙)、そういう子でないとそもそも足は故意に踏んで来ないです。ふてくされながらも「わかった」と言ったそうです。

席については席替えを行ったことで、通り道が変わり問題は解決されたようです。

学校の帰りに娘にもきくと、今日は何も問題は無かったし足も踏まれなかった。と

これで一旦一安心できました。

その後、現在

1ヶ月が経ちました。その後も問題の子とのトラブルは起こっていません。

他にも多少トラブルはありましたが、上記方法で娘と話し合いどうしてほしいか、先生にどう伝えるかを相談し毎回解決をしています。

これからも何かしら問題は起こると思います。その度にどう解決をしたらいいかを模索していきたいと思います。

オランダは先述の通り12歳まで親の送り迎えが必要です。日本の保育園や幼稚園ように送り迎えをします。始業時間(8:30)と終業時間(15:00)が固定です。そのためクラスメイトの親や子ども達全員とも顔を合わせます。

トラブルがあった子とその親とは今回の問題について直接話はしていません。ただ毎日顔を合わせるので(たとえ心の中でモヤっとしても)気持ち良い挨拶をするようにしています。

挨拶をして顔見知りになっておくことで、今後何か子ども同士のトラブルがが起こっても話しやすいベースができると考えています。自分の子どもがされる側からしてしまう側にまわることもあるかもしれません。今回の件でそんなことも考えながら日々送り迎えをしています。


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おばとりっぷ
専業Bubbleエンジニア▷元webデザイナー/ディレクター▷CSSをBubbleに実装するのが得意▷日本国内のトップBubbleエンジニアとしてwebアプリ開発に携わる▷Bubble講師▷フルスクラッチ開発のアプリで起業した経験あり▷スタートアップ・起業家のBubbleアプリ開発の支援を積極的に行う。