こんにちは!おばとりっぷです。
オランダ移住まであと2ヶ月を切りました。今回はオランダ移住準備リストを公開します。
移住半年前くらいにタスクリストをNotionで作成。必要なことを常に追加しつつ、毎月やることを進めてきました。
Notionでこのようにリストをまとめています↓
上記は個人情報も含まれるため、本記事は表にしてまとめました。
リスト作成は様々な方法があります。メモ帳やカレンダー、手書きなどご自身が管理しやすい方法で行ってください。
我が家は以下のケースで準備を進めました。自身の経験をブログにしています。各個人に合わない場合も含まれると思います。
・個人事業主ビザを取得予定
・移住前に「国内の引っ越し」をする
・就学児(6歳)の子どもと移住
・海外転出届を出して移住
✅情報の過不足や取捨選択はご自身で行い、最新情報も必ず確認してください。
ともあれ、これから移住予定の方に参考になったら嬉しいです^^
移住 | 1年前〜半年前
まだ余裕がある1年〜半年前。この時期は主に移住する都市を決めたり、移住全般の情報収集、それから長期間かかりそうな治療を済ませておくと良い時期です。
時間にゆとりがあれば、移住候補地に1週間ほど滞在するのもお勧め。キッチン付きのAirbnbに滞在し、スーパーで食材を購入して自炊すると現地の物価も体感することができます。
・移住候補地(都市や街)のリサーチ |
・移住に関する情報収集 |
・長期かかる治療、必要あれば英語の診断書なども |
・コロナワクチン接種 |
移住候補地リサーチ
移住国はオランダ、と決めたら次はどのエリアに住むか?を絞ります。
日本人移住者に人気ダントツNo.1は、アムステルダムから40分ほどで行くことができるAmstelveen(アムステルフェーン)というエリア。日本企業も多く、日本人向けスーパーやレストランも豊富です。日本語で受診ができる病院もあるので、言語に不安がある方や海外長期滞在がはじめての方にはおすすめのエリアです。
私の場合は学生時代も含め過去オランダに5回ほど行っています。その時はアムステルダムやアムステルフェーン、それからロッテルダムに滞在しました。それゆえ移住の候補地はそれ以外の都市を調べました。
「これだけは譲れない」項目は人によって異なります。
・交通機関が豊富な大都市が良い
・なるべく日本人が少ないエリアが良い
・海の近くが良い
など
私は以下にあてはまる都市をリサーチしました。
・日本語補習校に通いやすい(6歳の子どもがいるため)
・ある程度都市(人種が多様な方が良い)
・日本食材が売っているスーパーがある
・移住手続きの公館や移民局へアクセスしやすい
移住都市の選び方や家探しについては、以下の記事にも詳しく書いています
特に就学児のお子さんがいる場合に参考になる内容になっています↓
可能ならば現地滞在
時間が許せば移住前に現地に行き1週間~数週間ほど滞在するのもお勧めです。
住む都市を決定する前にお試しで住んでみること。
我が家は小学生になる子どもがいます。学校に通い始めたら他の都市にすぐに引っ越しすることが難しくなります。そのため住むエリア選びは慎重に行いました。
単身で移住する場合は、引っ越しを何度かしながら自分にしっくりくる街を見つける。という方法もあります。私も単身ならもう少し楽に移住していると思います。
我が家は移住11ヶ月前に候補地に滞在しました。街の雰囲気を見て、繁華街で食事をしたり、地元のスーパーで食材を購入して自炊など。その際に見たり行ったことは以下です。
・街の雰囲気を見る
・繁華街を夜歩いてみる
・日本の食材がどの程度手に入るか、アジアスーパーを数件訪問
・スーパーで食材や日用品の物価確認
・日本食レストランで食事をする
・その街に住んでいる親子移住された方にアポを取り話を聞く
ポイントは実際に住んだら、という視点で滞在をすることです。
例えば、滞在が長期になると必ず日本食が恋しくなります。その時にどこでどのくらいの価格で日本食の材料が手に入るか? 日本食レストランはどんなメニューでいくらくらいで食事ができるのか?味はどうか?などを体験しました。
週末に子どもとリフレッシュできる場所もリサーチして行ってみたり、子どもが好きそうなお菓子屋さんを見つけて買って食べてみたり。
その街にご家族で移住された方(自分の子どもと年齢が近いご家庭)にアポイントを取り、話を聞かせてもらいました。子どもが通うオランダの現地校について知りたかったので、疑問や不安がここで一気に解消されました。
オランダのベストシーズンは春~夏です。日照時間も長く湿度が低く過ごしやすいです。これをふまえ事前滞在の時期を選べるなら、不人気な冬にすることをお勧めします。日が短い時は午後の3時頃から暗くなり〜朝も9時頃にようやく明るくなります。
不人気な冬を経験し、それでも移住したい!と思えるかが大事です!
ちょっと煽るように聞こえるかもしれません。しかしこの冬のオランダが合わずに(他のことも重なり)帰国したり他の国に変更する方がいるのも事実です。
日照時間や天候は思った以上に心に影響します。
私も学生時代イギリスで2年間過ごし、冬の暗さと寒さと雨多い…から来る精神的変化を経験しました。長期間住まないとわからないことももちろんあります。でも短期滞在で「冬のオランダは、なんか好きじゃない」と感じたら思い切って移住国を変更するのも大事だと思っています。
長期かかる治療、歯医者など
数年ぶりに歯医者に行ったら、治療完了まで数ヶ月かかった。という経験はありませんか?歯に限らず治療に数ヶ月かかるものは逆算し、出国に間に合うよう治療を完了させましょう。
私が歯の検診に行ったのは出国の約8ヶ月前。前回から約1年ぶりの検診でした。すると小さな虫歯と詰め物の劣化などで治療完了まで3ヶ月ほどかかりました。歯の痛み自覚症状は全く無く自信満々でクリーニングだけをお願いしに行ったらこれです。
しかし早めに検診に行って良かった!の一言に尽きます。
おかげで無事に出国前までに歯の治療は完了。さらに出国までに定期検診を2回、クリーニングも2回予約することができました。
海外滞在中に虫歯になりたくないという気持ちも芽生え、以降歯磨きを徹底した結果はこちら↓
歯医者に限らず時間がかかりそうな治療は終えておくこと、それから常備薬があれば医師に相談しておくと良いです。
持病などで常備薬が必要な方は医師に相談し英語の診断書作成をお願いすることも検討してください。直前では間に合わないこともあるので、移住半年前くらいに一度相談しておくことをおすすめします。
コロナワクチン接種
2023年2月9日現在の最新情報
オランダ政府は2022年9月17日をもって、EU/シェンゲン域外からの渡航者に対する、新型コロナウイルスに関するオランダへの入国制限を撤廃する旨を発表しました。
情報:オランダ政府ホームページ
つまり今この記事を書いている時点で、オランダ入国に際しワクチン接種証明書の必要がなく検査の必要もありません。
私たち家族は、他国経由でオランダに入国する可能性、他国に旅行する可能性、感染した際の重症化予防、それに加え副反応を検討した上で接種をすることにしました。
新型コロナワクチンの接種は本人や保護者(小児5~11歳)の判断です。強制ではないので各人が決めることになります。
我が家のケースでは、出国10ヶ月前は以下の状況でした。
・親が「2回まで」摂取済
・子(6歳)は「0回」
その後出国3ヶ月半前までに以下のコロナワクチン接種をうけました。
・親は「3回目・4回目」接種
・子は「初回(1回目・2回目)」接種
子どもの接種1回目は風邪と重なり予約を翌月へ延期しました。自治体によっては子どものコロナワクチン予約が取りづらい(月に数回のみ、予約が既に埋まっていいる)場合があるので、複数回接種する予定の方は計画を立てて行ってください。
移住 | 4ヶ月前
この時期はちょっと中途半端です(笑)
急がないと間に合わない心配はなく、引き続き移住に関するリサーチをしつつ、次項「移住 | 3ヶ月前」でやれるものは先に進めていきます。
3ヶ月後の引越しにそなえ、断捨離を積極的に行った時期です。
・航空券購入(必須) |
・断捨離 |
航空券購入(必須)
航空券は渡航の3ヶ月前までに購入するのがおすすめです。
直前よりも断然お得。直前に近づくほど金額が高くなるので前もって時期が決まっていたら早めに購入しましょう。(直前にひょっこり出る格安券もありますが、これは単身者かつ渡航日がいつでもOKな方におすすめです)
オランダ行きの航空券は2022年12月6日、渡航の約4ヶ月前に購入しました。
もう少し後でも良かったのですが、この12月はちょうど燃油サーチャージが久しぶりに値下げになったタイミング。1週間ほど様子を見てから購入を決めました。
燃油サーチャージは燃油代の一部を乗客にも負担してもらう制度で、3ヶ月毎に見直されます。
参考に、今回2022年12月~2023年3月末の発券分はJALで以下の金額が適用されます。
4月以降、更なる値下げの可能性はあります。しかし4月に入ってからでは渡航直前のため航空券が高くなります。4ヶ月前に購入する方が全体で安くなると判断しこの時期に購入を決めました。
航空券はSkyscanner(スカイスキャナー)で検索し予約をしました。
出発日を「月」で検索をすると最安値金額が表示されます。比較しながら選ぶことができます。
注意点としては「目安」なので、実際に購入する航空会社や旅行会社のページに遷移するまでは確定金額ではないことです。
こちらも検索しやすくおススメです↓
skyticket(スカイチケット)
一つのサイトだけではなく複数見ることで相場や最低金額がわかります。
断捨離
我が家は移住する際に、現在の賃貸を解約することにしました。
移住の半月ほど前に、現在住んでいる場所から1時間程離れた実家に引っ越しをします。
冷蔵庫や洗濯機など実家と重複するものは処分し、日本には本当に必要なものだけを残すことにしました。
移住もは大きく分けて2種類あると思います。いつか帰国する予定で現在の住まいをそのままに移住するパターンが一つ。もう一つが、住まいも荷物もほぼ残さず日本に戻ってこないことを前提に完全移住するパターン。
我が家は後者を取ることに。まずはガンガン捨てたり譲ったりをするところからスタートしました。
・まだ綺麗で売れそう(郵送できる大きさ)→ メルカリ
・まだ使えそう(郵送できないサイズ or 郵送が面倒)→ ジモティー
・汚れてる家電、家具(売れないもの)→ 自治体の粗大ゴミ受付センター
・洗濯機、冷蔵庫など(家電リサイクル対象品)→ 家電リサイクルセンターへ予約
移住4ヶ月、3ヶ月前までにメルカリやジモティーで投稿と受け渡しを完了し、引っ越し直前に、残りを自治体の粗大ゴミ回収センターと家電リサイクルセンターにに引き取り処分してもらうよう進めました。
お金をかけて処理する場合は、自治体の粗大ゴミ受付センターがおすすめです。
私が住んでいる自治体では以下のような価格帯で「ゴミ処理手数料券」を購入できます。回収当日に券を貼って玄関外に置くだけです。
・アイロン台 ¥300
・OAチェア ¥600
・こたつ ¥300
・学習机棚付き ¥1400
・ダイニングテーブル ¥600
捨てるのがもったいない、誰かに使ってもらえそう、0円でいいので引き取ってほしい家具や洋服、雑貨があれば、ジモティーがおすすめです。無料で出品ができ、条件で「家まで取りに来れる方」などの指定ができます。私は今まで子供用品も含めジモティーにかなりお世話になりました^^ 誰かに使ってもらえると思うと、もったいなさも無くなります。 ジモティー は粗大ゴミと異なり処分代がかからないのもポイントです。
高さ198cmのかなり高さのある棚もジモティーに出品し、受け取りの方が車で来て引き取ってくれました。掲載するには写真を撮り、投稿フォームに記入する手間がかかります。移住4〜3ヶ月前に済ませておくと良いでしょう。
最終的に譲る人が見つからなければ、粗大ゴミとして処分する必要が出てくるためです。
移住 | 3ヶ月前
移住3ヶ月前から、にわかに忙しくなります。
国内引越し業者に予約を入れ、海外に送る荷物を詰め、銀行やカードの整理も行います。
日本で開いている銀行やクレジットカードの整理を行い、海外で使用するマイルが貯まるカードを新しく作成しました。国内の引っ越しもこの後に控えていたので、今住んでいる住所で確実に受け取れるよう、不備があった場合に備え3ヶ月前にこれらの手続きを行いました。
・引越し業者予約(国内引っ越し) |
・海外に送る荷物を段ボールにつめる |
・銀行の整理、クレジットカードの整理 |
引越し業者予約(国内引っ越し)
我が家は移住前に国内でも引っ越しをします。
最低限の荷物を残し他は処分。残った荷物は引越し業者に依頼して実家にお引越しです。引越し後は実家でもお世話になるため仕事道具はスーツケースに入れて電車移動します。
断捨離に成功し3人家族の荷物は、単身者引っ越しの量まで減らすことができました。
そこで私たちが依頼したのが、クロネコヤマトの専用BOXを使った引っ越しです。
クロネコヤマト「単身引越し者向けサービス」
見積もり〜予約をオンラインで完結でき金額も明確。
平日の引っ越しということもあり、東京→関東圏の引っ越しで ¥23,100(税込)に抑えることができました!!我ながらよくやりました(笑)
引っ越し〜移住で今後かなりの資金がかかることを見越し、絞れるところは絞っていきたい!がモットーです。
ほか数サイトでも単身引っ越しを調べましたが、オンラインで完結する申し込みの手軽さからクロネコヤマトに決めました。ちなみに料金はこんな感じです↓
尚、引っ越しの段ボールを自身で用意する際は、サイズが豊富なダンボールワンがおすすめです。
梱包に係るものは何でも揃う品揃え【ダンボールワン】海外に送る荷物を段ボールにつめる
オランダ引っ越し用の荷物を段ボールにつめます。
これらの段ボールは一旦国内引越し先に移動し、オランダへは家が決まってから家族に発送してもらいます。
移住前に現地の家が決まっていたら自分たちで発送ができます。
しかし私たちは住む家はオランダに行ってから探すことにしました。内見しそのエリアも見てから決めたいと思ったからです。
さて、そこで問題になるのが送る段ボールたちです。
2022年6月〜オランダへの郵送は「通関電子データ」が必須になりました。
このデータの何が厄介かというと、段ボールに入っている一点一点全ての記載が必須かつ英語かつ専用のフォームに入力&プリントアウトしないといけない、ことです。
・手書き不可
・専用フォームに入力
・英語で記載
・〇〇一式などの表記はNG
・T-shirts 5 などの記載はOK
・金額の記載
・宛先国(オランダ)へ事前送信
・その後、プリントして郵便局でパウチ化。それを段ボールに貼って送る
上記の大変さがあるので、日本の家族に「この段ボールよろしくね」と全てをお任せすることはできません。英語とタイピング入力に苦労しそうです。そのため私は各段ボールの中身を事前にスプレッドシートにまとめることにしました。
衣類を畳み、袋に梱包しながらのパソコン入力はとても大変でした(涙)
各段ボールに番号をふり、段ボール①のリスト、段ボール②のリスト、、、というように照らし合わせて作成。中身を①から②に入れ替えたらデータも入れ替える。という作業が続きました。合計4箱つめるだけでもほぼ1日使ったので、もう二度とやりたくないと思ったほどです。
一言で言うと、超めんどくさいです。
通関電子データについての詳細は以下ブログにも記載しました↓
銀行やクレジットカードの整理
・国内5銀行のアカウントを→2つに減らし
・クレジットカード2枚を→1枚に減らし
・新規でクレジットカードを1枚、マイルを貯める用に作りました
なんだかややこしいですが、使わないものは解約し、必要なものを新たに作った!ということです。
長期間海外で生活することを見据え、あまり使用しない銀行は解約。
メガバンクのアカウントは国内法人や個人からの振り込み/支払いで今後も利用するのでそのままに。解約する銀行の残高を残す口座へまとめました。
またクレジットカードも整理し、マイルが貯まるものを新規で作成しました。
国際線のマイル、ましてやヨーロッパからの往復のマイルは大きいです。マイル初心者ですが溜まっていくのを楽しみにしています。
そのほか、オランダの銀行口座を持っていない方(おそらく大多数の方)は、Wiseの海外口座を開いておくこともおすすめです。
個人事業主のビザを取得してその後にようやくオランダの銀行口座を開設することができます。しかしその間の支払いをオランダの銀行口座を指定されることが多々あります。例えば公共手続きや家賃の支払いです。Wiseのアカウントからは現地銀行口座への支払いが可能で手数料も安くすみます。Wiseアカウント内にユーロを貯めておき、そこからWiseデビットカードを使い買い物も可能です。
私は昨年の渡航時にWiseアカウントを作りました。今回は日本に住む家族にもアカウントを作ってもらいました。日本にいる家族からオランダへの送金も、銀行送金の手数料より驚くほど安いからです。
日本からアメリカに10万円を送金する例はこちら↓
Wiseのアカウント登録や年間維持費は無料です。
さらに紹介リンクから登録すると、¥75,000分の送金手数料が無料になります。
少額で送金を試す場合も初期の手数料が無料になるので、よかったら使ってみてください!
紹介リンク → https://wise.com/invite/u/akikos243
移住者の方はWiseデビットカードも併せて準備しておくと良いでしょう。
Wiseデビットカードで、ATMから現金引き出しや買い物が可能になります。Wiseアカウントを作成後に自身のページからカードの注文ができます。
私の場合は届くまでに3週間近くかかり、忘れた頃にポストに入っていました。遅れる場合もあるようなので早めに注文しておくことをおすすめします。
移住 | 2ヶ月前
いよいよ移住2ヶ月前です。この記事を書いている今がまさに2ヶ月前です!
個人事業主ビザ取得のためのビジネスプランを作成したり、解約手続きが必要なものを進めます。
・ビジネスプランの作成(必須) |
・賃貸物件用の自己紹介文を作成 |
・新型コロナワクチン接種証明書を取得 |
・大家さんに退去日を伝える |
・保険や習い事の解約手続き |
ビジネスプランの作成(必須)
ビジネスプランはオランダの商工会議所KVKで、事業登録をする際に提出します。
会社名、どんな事業か、顧客はだれか、向こう3年間の売り上げ目標などを英語で作成します。中身はほぼ突っ込まれることは無いようです。
渡航後に作成しても間に合いますが、色々バタバタしそうなのでこの段階で作成することにしました。
私はオランダ在住のYoshiさんのフォーマットを使い作成しました。
フォーマットは無料でダウンロードができます。オランダの個人事業主ビザ取得に関してダントツの内容です。まだ読んだことが方は目を通すことおすすめの良記事です↓
フォーマットを使い自作し、添削をYoshiさんにお願いしました。細かい部分まで丁寧にアドバイスいただき自信を持って提出できる内容になりました。
これで一つ心配事が解消。
移住の準備もまさに、ひとつずつステップを通過していくことだと思います。
ビジネスプランは完成しましたが、会社名(法人名)は未だに考え中です。提出する直前まで悩むかもしれません。自分のハンドルネームを社名にしようと思ったら、危ない勘違いをされそうでやめました。こんなオチもありつつ準備を進めます(笑)
賃貸物件用の自己紹介文を作成
実際は提出する必要ないかもしれませ。でも一応作っておきました。
オランダの賃貸は完全に貸し手市場です。移住間もない外国人が物件にありつくのは大変です。少しでも安心し信頼してもらえるように作りました。
今の時代、英語が得意でなくても以下のステップで作成ができます。私はこの方法で作りました。
①DeepLで日本語→英語に変換
②DeepL Writeでより自然な文章に添削
これで完成です。
写真付きで合計2枚の自己紹介文を作りました↓
新型コロナワクチン接種証明書を取得
前述のとおり2023年2月現在、オランダ入国の際にワクチン証明書を見せる必要はありません。
2023年2月9日現在の最新情報
オランダ政府は2022年9月17日をもって、EU/シェンゲン域外からの渡航者に対する、新型コロナウイルスに関するオランダへの入国制限を撤廃する旨を発表しました。
情報:オランダ政府ホームページ
しかし何らかの理由で今後必要になったり、他国へ行く場合には必要になるかもしれません。追加接種が必要になった際にも過去の履歴を「いつ」「どのワクチンを」接種したかを間違いなく伝えることができます。
安心材料として取っておきました。
マイナンバーカードとパスポートが手元にあれば、アプリであっという間に取得が可能です。子ども分も一緒に取得ができます。
日本政府が提供する、新型コロナワクチン接種証明書アプリ
海外転出届を出した後は、マイナンバーカードが無効になります。オンラインでアプリを使い簡単に取得する場合は、海外転出届を出す前に発行します。
大家さんに退去日を伝える
賃貸契約の解約は「1ヶ月前までに通知」することになっています。完全に引っ越すことが決まったので2ヶ月前に伝えることにしました。
3月〜4月はちょうど引っ越しシーズンです。早めに伝えた方が募集もでき親切かなと思いました。
娘が生まれてからずっと住んでいる家なので、思い出も詰まっています。寂しくもありますが今度はオランダの家で新しい歴史を積み上げていきたいと思います。
保険や習い事の解約手続き
そのほかの解約関係も忘れずに進めましょう。
保険は掛け捨てのものに入っていたので、日本滞在月の月末で解約する手続きを行いました。解約手続きが遅れると、ひと月分多く支払うことになります。いつまでに解約が必要かを事前に確認しておきます。
そのほか、自分の習い事や子どもの習い事の解約手続きを進めます。子どもにいつまで習わせるか?は各自の判断ですが、我が家は移住前に引っ越しがあるので早めに解約することにしました。
オンラインの習い事で、引き続きオランダでも継続予定のものがあります。ただし現地の状況を見て時間的に厳しくなったら解約しようと思っています。
移住 | 1ヶ月前
ついに移住1ヶ月前です。オランダの移住手続きに必須の「アポスティーユ」や、家を借りる際に外国人の私たちが高確率で必要になる「銀行の残高証明書」の取得、また海外転出届も忘れずに提出しましょう。
委任状などを使い誰かに頼みこれらの手続きをすることも可能です。日本から出国するならご自身で手続きする方が簡単です。
・戸籍謄本 or 戸籍抄本(移住する家族全員の記載)(必須) |
・アポスティーユ(必須) |
・銀行の残高証明書(あると安心) |
・収入証明書(あると安心) |
・海外転出届け(必須) |
・通っている小学校などに移住の旨を伝える |
・国内引っ越し |
・移住後の滞在先、Airbnbやホテルの予約 |
戸籍謄本 or 戸籍抄本(必須)
謄本と妙本、ややこしくて迷いますが戸籍謄本を取っておけば間違いは無いです。
・戸籍謄本 – 戸籍の記載の全部の写し(別名:全部事項証明書)
・戸籍抄本 – 戸籍の記載の個人の写し(別名:個人事項証明書)
家族で移住する場合、移住する家族全員分の記載のものが必要です。そのため戸籍謄本の方がモレがなく安心です。
戸籍謄本を取得する理由は、この戸籍謄本を外務省で「アポスティーユ」という外務省発行の証明にしてもらう必要があるからです。 オランダ渡航後はFamily Register Certificate(家族登録)を日本大使館で申請しますが、そこでこのアポスティーユ付きの戸籍謄本が必要になります。
戸籍謄本は、本籍地の市区町村で取得できます。(住民票がある役所ではありませんので注意です。本籍地の役所で取得、または郵送でも取り寄せが可能です。)
アポスティーユ(必須)
アポスティーユ、聞いたことが無い方も多い単語ですよね。
簡単に言うと、自治体や官公署で発行してもらったものに対して(今回は戸籍謄本)、それが確かに公的機関から発行された正式なものですよということを、日本の外務省が証明します。
日本国内では以下のステップを済ませておけばOKです。
本籍地で戸籍謄本を取得 → その後 → 外務省でこの戸籍謄本にアポスティーユを付けてもらう
戸籍謄本に一枚の紙がホチキスで添付されます。それがアポスティーユで「日本の外務省が発行、日付、サイン、発行番号」などが明記されます。
(想像がつきにくいので、取得後に画像を添付したいと思います)
==2023年3月9日追記
無事アポスティーユが自宅ポストに届きました!
戸籍謄本の2枚目に!↓
3/2に戸籍謄本を取得し、その足で郵便局から発送しました。
自宅ポストに到着が3/9なので1週間ほどで取得できました。住まいが都内だとこのくらいで届くようです。
2023年2月現在、アポスティーユ取得は郵便申請が推奨されています。窓口での申請・交付は事前予約が必要です。
アポスティーユ申請の詳細は外務省のホームページこちらをご覧ください。
銀行の残高証明書 や 収入証明書(あると安心)
銀行の残高証明書は必須ではありません。
提出を求められず未使用で完了する方もいます。
ただし、オランダの賃貸市場は完全に貸し手有利です。物件が少ない上に私たち外国からの移住者は貸し手側からすると優先順位は下がります。
そこで少しでも信頼されるよう残高証明や収入証明書を英語で取得しておくことは必要だと思っています。
実際の契約時に(または契約前にも)、これらの提出を求められることがあります。
気に入った物件で自身が少しでも優位になるためにも、やはり用意しておいて損はなさそうです。
銀行の残高証明書
私が使用しているA銀行は、英文の残高証明書を¥11,00(手数料)で発行してくれます。申し込みはオンラインで、2週間程で自宅に届きます。
もう一つのB銀行では、英文の残高証明書を¥880(手数料)で発行。ただし窓口申請が必要で発行まで2週間〜3週間かかります。
銀行によって手続き方法や発行日数が違うので、間に合わなかったとならないよう渡航1ヶ月前には手続きを開始しておくとよさそうです。
収入証明書
収入証明書は直近3ヶ月の収入証明書や、年収がわかる確定申告書を英語訳したものを準備します。
賃貸サイトを検索すると、月収の2.5〜3倍を条件にしているものが多くあります↓
このような物件を申し込む際に収入証明書が必要です。
英語訳作成はグーグル検索などで「収入証明 翻訳」で検索すると沢山の証明書関連の翻訳サービスが出てきます。その中からご自身で依頼するところを決めます。
確定申告書の英訳は大体¥10,000前後〜受付けており、入金後1週間〜10日で発送してくれるところが多いです。
海外転出届け(必須)
海外転出届けを出すことで、住民税と国民年金、健康保険の支払い義務がなくなります。
・住民税 – 毎年1月1日時点の居住地で前年の所得に対して課税される。転出届けを出すことで国内に住民票がないので翌年は支払う必要はなくなります。
・国民年金 – 加入の義務はなくなります。ただし任意で加入を継続することはできます。
・国民健康保険 – 加入の義務はなくなります。任意で加入は不可。
オランダでフリーランスビザを取得し1年以上の長期で滞在する予定の方は、海外転出届けを出しておくと良いです。オランダでどちらにしろ民間の健康保険に入る必要があり、自営業者として社会保険を支払う必要もあります。
海外転出届けは、住まいの市区町村に提出します。
時期は大体の自治体で出国の14日前から受付けができます。出国日の記入があるのでフライトを予約後に可能です。
私の住む自治体は出国の1ヶ月前から受付けができました。自治体によって異なるので受付時期は事前に確認してから手続きを行ってください。
オランダと日本は社会保障協定が締結されています。
日本で支払った国民年金や厚生年金は、その後オランダで支払う社会保険と期間を合算することが可能です。受給はオランダにいても日本の年金を受給することができます。詳細は、日本年金機構ホームページ
通っている学校に移住の旨を伝える
引っ越しや手続きが忙しく報告が後になりがちですが、子どもが通っている学校にも忘れずに移住する旨を伝えます。
我が家は次の4月に小学一年生になるタイミングだったため、渡航前1ヶ月より早く学校側に伝えました。
自治体の(区役所、学務課)に問い合わせたところ、自治体側には伝える必要はなく「学校に直接」連絡するよう言われました。
地域によっては自治体で管理しているところもあるかもしれません。各自で確認するようにしてください。
国内引っ越し
我が家はオランダ移住前に、引っ越しをしました。
移住前のやることリストで、正直これが一番大変。。
テレビ〜棚〜テーブル〜食器など、ありとあらゆるものを処分し、家を明け渡します。
仕事をしながら、子どもの保育園も行きながら、これらをこなすので体力勝負。
移住に必要なパスポートや書類は間違って段ボールに入れないよう、スーツケースに入れて移動しました。
移住後の滞在先、Airbnbやホテルの予約
オランダ移住後の家が決まっている方は必要ありません。
渡航後に家を探し始める方は、2週間〜1ヶ月の滞在先を予約しておきましょう。
移住された方に話を聞くと、家が見つかるまで1ヶ月かかったという方が多かったです。それ以上かかる場合もありますが、その時はまた延長で滞在先を見つける必要があります。
1ヶ月単位の滞在は、キッチンが付いていて自炊ができるAirbnbがお勧めです。
我が家ははじめの数週間はオランダ人友人宅にお世話になる予定です。3週間経っても家が見つからない場合はAirbnbなどに移動し、家を探そうと思います。
移住 | 2週間前
出国間際の2週間前です。必須の準備はほぼ済んでいるので、最後に(しばらく行けない)病院で常備薬を多めに処方してもらったり、携帯を安いプランに移行したりします。
手続きをしなくても直接的には困らないことばかりですが、やっておくと良いものをリストアップしました。
・病院に行っておく(常備薬) |
・郵便転送設定 |
・携帯のプランを一番安いものへ変更 |
・ちょっとしたお土産を購入 |
病院に行っておく
私は幼少期からアトピー性皮膚炎があります。
大人になりだいぶ落ち着きましたが季節の変わり目に一時的に肌が荒れることがあります。
普段から通っている病院に「長期で海外に行く」事情を話すと常備薬を少し多めに処方してくれます。
私のアトピー性皮膚炎は、オランダでは悪化はせずほぼ治るんではないか?と思っています。過去にエジプトやヨーロッパに長期滞在した際はなぜか?ほぼ完治しました。日本だと発症するんですよね。謎ですが、念には念を入れて薬は処方してもらいます。
郵便転送設定
引っ越しをされる方、家をそのまま残して行く方、色々なケースがあると思います。
今住んでいる家に住む人がいなくなる場合(0人になる場合)は、郵便転送設定をしておきましょう。
思わぬ請求や重要な書類が届くことがあります。
事前に相談をし、転送先を実家や信頼できる親戚の家の住所にします。
転送設定は、郵便局のホームページからオンラインで提出可能です。
尚、転送期間は届出日から1年間です。数年単位で転送設定をしたい方は、その1年後に忘れずに転送届けを再度提出します。
携帯のプランを一番安いものへ変更
海外でも使用可能なように、携帯はSIMフリーを使っています。
オランダ到着後はすぐに現地のSIMを購入して入れ替える予定です。
ただし日本の契約は暫くはそのままに、帰国時もいつでも使えるようにしておこうと思っています。急に解約してしまうと電話番号で契約のサービスが使えなくなることもあります。
日本のものは頻繁には使わなくなります。日本の携帯プランを一番安いものへ変更します。
ちょっとしたお土産を購入
移住でお世話になった方、また現地で知り合いお礼をしたい方に、気持ちお渡しできるものを用意します。
・賞味期限が無いもの、もしくは長いもの
・かさばらないもの
・誰でも喜んでくれそうなもの
これらを加味したお土産は、ハードル高いですね…私も何が良いか?を考えているところです。
ちょっとしたお土産に、コレは喜ばれた!というものがあればぜひ教えて欲しいです^^
その他、私が移住半年くらい前から趣味としてやっていたことがあります。
- オランダの賃貸サイトを見る
- Doulingoでオランダ語学習
✅賃貸サイトを見る
エリアの相場や間取りをほぼ2日に一度はチェックしていました。良さそうな家を見つけたら次にその周辺の小学校を検索して特色や毎期何人の募集があるかなども確認します。
この趣味のおかげで移住予定エリアの大体の家賃相場やエネルギーレベルによる家賃の違い、また学校の種類なども知ることができました。
詳しい検索の仕方はこちらにも記載しています↓
✅Duolingoでオランダ語学習
もう一つが、アプリ「Duolingo」でオランダ語の学習です。
Duolingoは驚愕の94言語のコースが開設。その中にオランダ語もあり毎朝ルーティンで、単語、リスニング、発音を学習しています。現段階の学習目的はオランダ語に苦手意識を持たず、聞いたことある!単語を増やすこと。同じ間違いをしても気にせず毎日触れています。
おかげで、英語のApple(りんご)はオランダ語で「Appel」ということがわかりました^^最後の「le」が「el」になります。
英語と似てるようでちょっと違う、可愛いな〜と思ってます。
まとめ:常に情報収集が大事です!
1ヶ月ごとのリストは少なくても、トータルでかなりの数になりました。
あらためて全リストをまとめたものは以下です↓
・移住候補地(都市や街)のリサーチ |
・移住に関する情報収集 |
・長期かかる治療、必要あれば英語の診断書なども |
・コロナワクチン接種 |
・航空券購入(必須) |
・断捨離 |
・引越し業者予約(国内引っ越し) |
・海外に送る荷物を段ボールにつめる |
・銀行の整理、クレジットカードの整理 |
・ビジネスプランの作成(必須) |
・賃貸物件用の自己紹介文を作成 |
・新型コロナワクチン接種証明書を取得 |
・大家さんに退去日を伝える |
・保険や習い事の解約手続き |
・戸籍謄本 or 戸籍抄本(移住する家族全員の記載)(必須) |
・アポスティーユ(必須) |
・銀行の残高証明書(あると安心) |
・収入証明書(あると安心) |
・海外転出届け(必須) |
・通っている小学校などに移住の旨を伝える |
・国内引っ越し |
・移住後の滞在先、Airbnbやホテルの予約 |
・病院に行っておく(常備薬) |
・郵便転送設定 |
・携帯のプランを一番安いものへ変更 |
・ちょっとしたお土産を購入 |
あくまでも我が家の移住リストです。家庭によっては必要ないものも含まれると思います。
また、移住にはパスポートも必須ですが、子ども分も含め期限に十分ゆとりがあるものを持っているので今回のリストには記載していません。
本ブログのリストは、我が家流のリストです。
ご自身に必要なリストは、自分で作成するようにしましょう!
移住やオランダ生活に関しては日々Twitterやブログ、YouTubeなどで情報収集を行っています。痛感するのは、一回調べて終わりでは無いこと。今の情報が半年後は正しいとは言えません。常に情報にアンテナを張っておく必要があります。
移住後は、子どもの学校や進路でも情報収集は必須になります。その辺りの情報も今後アップしていきたいと思います。
これからオランダ移住を検討されている方へ、この情報が少しでもお役に立てたら幸いです^^
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