オランダ

オランダは肥満体型の人が少ない!? – アメちゃんの代わりにミニトマトが配られる国!?

オランダで肥満体型の人が少ない理由

さるくん
さるくん
オランダに住み始めて驚いたことの一つが、肥満体型の人が少ない!ことです
りすくん
りすくん
え?そうなんですか。理由を知りたいです!

こんにちは!

今日は、移住をして気になっていたこと「オランダ人は肥満体型の人が少ない」理由について書きたいと思います。

一括りにして申し訳ないですが、私が今まで1ヶ月以上滞在したことのある国、例えばアメリカ、イギリス、オーストラリアなどでは10代くらいまでの子は比較的痩せているのですが、40~50代以降になると急に肥満体型の人が増えます。

オランダも同じ傾向だと思っていました。
しかし住みはじめて周りを観察すると、中年以降もお腹は多少出ているものの危険な太り方をしている人はとても少ないのです。

フリット(Friet)というフライドポテトを好み、チーズも美味しい国なのに肥満体型の人が少ないことに、驚きでした。

Versusの統計によると、オランダの成人肥満率は20.4%

近隣諸国と比較すると以下のようになります。
・ルクセンブルク:22.6%
・ベルギー:22.1%
・ドイツ:22.3%

周辺国の中でもオランダの肥満率の低さがわかります。

ちなみにアメリカ、イギリス、オーストラリア、日本の比較は以下です。
・アメリカ:36.2%
・イギリス:27.8%
・オーストラリア:29%
・日本:4.3%

さすがに日本の肥満率は驚くほど低いですが、オランダも上記の他国と比べると明らかに肥満率が低いことがわかります。

街中で見て感じていたことが数字でも証明されました。

成人における肥満度を表す体格指数。肥満指数(BMI)値が30以上の場合、肥満と見なされます。Versusサイトより

ではなぜ近隣諸国と比べてもオランダは肥満の人が少ないのか?
生活する中で気づいたことがいくつかあります。

理由1:自転車大国オランダでは運動が日常

まず第一に、オランダといったら外せない自転車大国です。オランダは人口よりも自転車の台数が多い国として有名です。

雨の日も風の日も、もちろん冬でも何てことはない、みなさん雨除け風除けのカッパを着てガンガン自転車に乗っています!

先日出会った人は、散歩がてら10kgの距離を平気で往復すると言っていました。

自転車通勤で片道1時間も当たり前だそう。

オランダの国名 The Netherlands = 低地 にふさわしく国土が平坦で自転車道が整備されていることから自転車での移動がしやすく国民総自転車大国に。

普段から近距離は自転車に乗るのが当たり前の習慣が、そのまま体型に現れています

特に注目するは、膝から下の引き締まった筋肉の美しさ!夏になると皆さん短パン、ショートパンツで颯爽と自転車に乗っています。ペダルを毎日こいでるゆえの出来。シュッとして美しいのです。なんかフェチみたいな解説になりましたが、オランダ人は足のラインが綺麗な方を多く見ます。

通勤、通学、子どもの送り迎えに自転車は当たり前。自転車に乗る頻度が高いほど自然と肥満も回避できます

理由2:持ち歩くのはアメちゃんではなくミニトマト

先日とても驚く出来事がありました。市営電車の中で知らないおばさんから「ミニトマト」を差し出されたことです。

「食べて、どうぞ」とにっこり笑いながら^^

え、これ日本だったら完全に不審者ですよね? おばさんは知り合いではなく普段乗る電車の中での出来事です。

おばさんはハイキング帰りのようで、仲間や同じ車両に乗っている他人にもミニトマトを配っていました。

関西のおばちゃんが「アメちゃん食べや〜」と配ってる姿と重なりました!

飴ちゃんが世界を救う。人々を平和にする。のと同じくオランダでは「ミニトマト」が人々を平和にするのです。

小腹が空いたら「ミニトマトをどうぞ」
知らない人への挨拶にも「ミニトマトをどうぞ」

ミニトマトはスーパーでこのような容器に入って売られています。
電車の中でもこのパックごと差し出されました↓

トマトに限らず、いちご、ぶどう、チェリーなどのくだものもタッパーに入れ、車内でつまんでいる親子を見かけます。

EU圏にあるオランダは同じEUのスペインやフランスなどから新鮮なくだものと野菜を仕入れることができます。

オランダでは、ちょっと口寂しい時のおつまみは「野菜やくだもの」がわりと主流のようです。

お友達の家で生の人参スティック(マヨネーズなどいっさい無し)を差し出されたりもするそうで、クッキーかお煎餅を渡す感覚で生野菜が提供されます。↓

これ知らないとはじめて招待された家で人参スティックを差し出されたら驚きますね。簡素すぎて何か意図があるんではないか?と勘繰ってしまいそうです (笑)

オランダでは、野菜やくだものを食べる習慣が肥満率を抑えているのは、間違い無さそうです。

理由3:小学校で出される間食は生野菜とくだもの

学校によって異なるかもしれませんが、うちの子どもが通うことになる小学校では週に3回、午前10時の休憩時間にフルーツや野菜が提供されます

お昼ご飯の前に健康的な間食があります。

日によって種類は変わり、りんごや野菜スティックなどが出されるようです。

オランダは日本のような給食はありませんが、逆に日本には無い「生野菜を食べる習慣」が小学生から身につくので親の私としてはありがたいです。日本では料理をした野菜はよく食べますが、にんじんやパプリカなどを生でバリバリ食べる習慣はあまりありません。

子どもの頃の食生活はそのまま大人になっても引き継がれると言います。子どもの頃に生野菜やくだものを食べるとそれは大人になっても続き、次の世代に習慣が連鎖されます

オランダで肥満の大人が少ないのは子どもの頃に野菜やくだものを食べる習慣が身に付き、世代をまたいで引き継がれる、という理由がありそうです。

まとめ:オランダ人は普段の生活に健康習慣が取り入れられている

運動習慣と食生活。この2つが肥満撃退に重要なのは言うまでもありません。

意図はしてはいなかったと思いますが、自転車に良く乗ることと野菜くだものを摂取する2つのベストマッチングがオランダ人の日常に組み込まれ、肥満率の低さつながっているようです。

しかし近年はオランダでも肥満率が上昇し国も肥満対策を進めているようです。肥満率が上がるとさまざまな病気にかかりやすく国全体の医療費が増えます。これを抑えたい意図があります。

私もオランダに住んでいるからには国全体の肥満率を下げようと、というかダイエットが主な目的…野菜スティックとくだものを冷蔵庫に常備するようになりました。

くだものは2パックで割引していることが多くそれを狙って大量買いします。おかげで毎日何かしらのくだものを口にすな生活になりました^^ The健康〜

↓ネクタリンは皮ごとガブリと食べます

オランダ健康生活で、あともう一つ私に足りないのは自転車です。
オランダの自転車専用レーンは皆さん猛スピードで走っているので、軽くビビっています。

しかも店頭で売られている大人用自転車は全て座高が高すぎ!身長152cmの私が乗る自転車は子供用になるのかな〜などなどリサーチ中でまだ自転車に辿り着けていない今日です。

自転車に乗るようになるまではまだ少し時間がかかりそうです><


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ABOUT ME
おばとりっぷ
専業Bubbleエンジニア▷元webデザイナー/ディレクター▷CSSをBubbleに実装するのが得意▷日本国内のトップBubbleエンジニアとしてwebアプリ開発に携わる▷Bubble講師▷フルスクラッチ開発のアプリで起業した経験あり▷スタートアップ・起業家のBubbleアプリ開発の支援を積極的に行う。